海辺のカフカ
私のなかで初めての春樹作品である『海辺のカフカ』
あの空気感をどうやって表現するのかがすごく興味があった。
ずっと行くか迷ってたけど、勇気を出して行ってきました。
裏切られた感もなく、がっかりもなく、
工夫を凝らした演出で物語を具現化していたような気がします。
演劇って凄いなって思いました。
そして、当然のことにも気づく事ができた。
初めてこの本を読んでこの物語の風を感じたあの時は、
あの感覚は、その時のみのものであって
そしてそれは私だけのもの。
再びそれに出会うことはないし
誰かと共有できるものではないということ。
それはとても貴重な体験だったけれど
それがすべてではない。
もう一度読んでみよう。
きっとまた違う風を感じることができるはず。
私たちにはそれができる。
そんなことを感じだ舞台でした。
けれど、今日のこれ
原作を読んだことのない人にはとても難しかったのではないかと思います。