手前の裏側

私は今まで、どんな時も、
自分の今抱いている感情がいったいどんなものなのか
どこから来るものなのか
そのことについて、常に向き合い続けてきました。

恐ろしいと感じるほどの嫉妬や憎悪について
なぜそんな感情が自分の中に存在するのか考えなければなりませんでした。
そんな感情に自分自身で向き合わなければここにいることができなかったのです。
そんな感情を抱いてしまう自分を認めなければ存在し続けることはできませんでした。
自分自身で自分を嫌いになることは決してしてはいけない境界線なのです。


今ここにある感情をそれがどんなものであっても
ひとつひとつひも解いて元をたどっていく行為は
自分自身を知るよい機会でもありました。

そうやって私は私のことを知り、
そしてそのフィルターを使って外の世界を見ているのだと思います。


ここまで書いたら、なんだか地中美術館に行きたくなってきた。